これまでの実績

Meet the Masters 小昼

Meet the Masters 小昼
工芸と食をつなぐ、贅沢な時間の設計

職人と旅人を結びつける体験企画「Meet the Masters」にて、「小昼」をコンセプトとした料理監修と料理提供を担当しました。

「Meet the Masters」は、大量消費ではなく、職人個人と旅人を結びつける“循環するつながり”を目指す企画です。

たべるデザインでは、その思想に強く共感し、「小昼」という食文化のコンセプトを、沖縄の食文化や料理、器の体験へとつなげる役割を担いました。

今回の体験では、角萬漆器の漆器と、宮城陶器の器を使用。

沖縄の食材や料理だけでなく、伝統的な器の新たな楽しみ方も提案する食体験として設計しました。


ご相談の背景

今回の企画では、「小昼」というコンセプトを、沖縄での体験としてどのように表現するかがテーマでした。

小昼とは、北信越や東北地方に受け継がれてきた食文化です。

日の出から昼食まで農作業を続ける中で、能率を下げずに働くため、途中で軽い食事や休憩をはさみ、午後に楽しいおしゃべりの時間を持つ。

単なる間食ではなく、働く人の身体を整え、人と人をつなぎ、暮らしの中に余白をつくる食の時間です。

沖縄にも、「サンジユクイ」と呼ばれる午後の休憩文化があります。

お茶を飲み、少し食べ、言葉を交わし、身体と心をゆるめる時間。

地域は違っても、小昼とサンジユクイには、暮らしの中にある豊かな時間の使い方という共通点があります。

たべるデザインでは、この「小昼」という考え方を、沖縄の食文化、料理、器、旅の体験へとつなげることを大切にしました。


課題

今回の課題は、単に料理を用意することではありませんでした。

「小昼」という他地域の食文化を、沖縄での体験として自然に受け取れる形にすること。

さらに、海外から訪れる観光客にも、沖縄の工芸や食文化を楽しく感じてもらえるように整える必要がありました。

主な課題は、以下の通りです。

・小昼というコンセプトを、沖縄の食文化や料理へ自然につなげること
・食と工芸が別々に見えないよう、一体の体験として設計すること
・角萬漆器、宮城陶器の器を、料理とともに楽しめる形にすること
・海外の観光客にも伝わる、わかりやすく楽しい食体験にすること
・伝統的な器を、鑑賞するだけでなく実際に使って楽しむ提案にすること
・短い時間の中に、沖縄らしさと贅沢な余白を感じられる構成にすること

特に大切にしたのは、工芸を「特別なもの」として遠ざけるのではなく、食を通して手に取り、使い、感じられるものにすることです。

器は飾るだけのものではありません。

料理を受け止め、手の感触を残し、食べる時間を豊かにしてくれるものです。

その価値を、体験の中で自然に伝えることを意識しました。

今回のような食体験では、コンセプトやメニューを考案するだけでは不十分です。

実際の提供場所、器、参加者の動き、提供の順番、食べる時間の流れまで含めて設計し、当日の料理として成立させる必要があります。

たべるデザインの強みは、食体験を企画やアイデアで終わらせず、実際の料理提供まで落とし込めることです。

料理人として現場に立ってきた経験があるからこそ、企画、料理、器、提供方法を一体で整え、体験として完成させることができます。


担当した領域

メニュー考案

・小昼のコンセプトをもとにした料理設計
・沖縄の食文化との接続
・サンジユクイの要素を取り入れた構成設計
・旅人が楽しめる軽やかな食体験の設計
・漆器、陶器と相性のよい料理の考案

器と食体験の接続

・角萬漆器の漆器を活かした見え方の設計
・宮城陶器の器を活かした盛り付け設計
・伝統的な器の新しい楽しみ方の提案
・食、器、会話、時間がつながる体験づくり

料理提供

・当日の料理提供
・体験の流れに合わせた提供設計
・参加者が器や料理を楽しめる場づくり

モニターツアー実施

・モニターツアーでの料理提供
・参加者の反応を確認しながらの体験検証
・今後の観光コンテンツ化に向けた改善視点の整理


主な成果物

・小昼をテーマにした料理構成
・沖縄の食文化と接続したメニュー案
・角萬漆器の漆器を活かした提供設計
・宮城陶器の器を活かした盛り付け設計
・当日の料理提供
・モニターツアーでの体験実施
・食と工芸をつなぐ体験設計


入後の変化

今回の体験では、「小昼」というコンセプトを、沖縄の食文化や器の魅力と重ね合わせることで、単なる食事提供ではない、贅沢な時間の使い方を提案することができました。

海外から訪れる観光客にとっても、料理を食べるだけでなく、沖縄の漆器や陶器に触れながら、その土地の文化を感じられる体験になりました。

また、角萬漆器の漆器と宮城陶器の器を実際に食の場で使用することで、伝統的な器を鑑賞品としてではなく、暮らしや旅の中で楽しむものとして提案できました。

工芸、食、会話、時間。

それぞれを分けて見せるのではなく、一つの体験としてつなぐこと。

この企画は、食を軸にした観光コンテンツづくりの可能性を感じられる取り組みとなりました。


企画

Meet the Masters


受託内容

メニュー考案 / 料理提供 / モニターツアー実施


このような方へ

観光事業者、宿泊施設、地域プロジェクト、工芸関係者、自治体、文化体験事業者で、次のような課題がある方に向いています。

・食を軸にした観光コンテンツをつくりたい
・地域の工芸や文化を、体験として伝えたい
・海外の観光客にも楽しめる食体験を設計したい
・料理と器を組み合わせた特別な企画をつくりたい
・伝統文化を、現代の旅の体験として再編集したい
・単なる食事ではなく、記憶に残る時間を提供したい
・モニターツアーや実証実験から始めたい

たべるデザインでは、沖縄の素材、食文化、伝統、工芸、言葉を、現代の食体験へと再編集します。
料理だけを考えるのではなく、誰に、どのような時間を届けるのか。
その目的から、コンセプト、メニュー、器、提供方法、体験の流れまで一体で設計します。
さらに、考案だけで終わらせず、実際の料理提供まで落とし込めることも、たべるデザインの強みです。
料理人として現場に立ってきた経験があるからこそ、企画やアイデアを、当日の一皿、器づかい、提供の流れ、ゲストの体験まで具体化することができます。
食を軸にした観光コンテンツ、工芸と食をつなぐ体験、海外のお客様に向けた特別な企画をお考えの方は、まずは無料相談でご相談内容をお聞かせください。

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