東村つつじとひるぎの長寿キッチン
地域のお母さんたちの味を、観光コンテンツへ
地域振興支援サービスを行う合同会社VISIT琉球様よりご依頼を頂き、東村を訪れる観光客に向けた食のコンテンツ開発を担当しました。
合同会社VISIT琉球
https://www.ryu-kyu.jp/
東村には、美しい自然があります。
海、山、マングローブ、空気の澄んだ風景。
観光客は、そうした自然の中でアクティビティを楽しむために東村を訪れます。
今回のプロジェクトでは、その体験に合わせて、東村らしい食を味わえるコンテンツをつくることが目的でした。
たべるデザインでは、市場調査、コンセプト設計、メニュー考案、調理レクチャー、撮影用料理制作までを担当しました。
ご相談の背景
プロジェクトの出発点は、東村を訪れる観光客が、アクティビティと一緒に楽しめる食のコンテンツをつくることでした。
はじめにチーム内で出ていた案は、綺麗な浜辺で味わえるバーベキュー料理でした。
自然豊かな東村のロケーションを考えると、わかりやすく魅力的な案です。
しかし、何度か現地に通い、地域の方々と話を重ねるうちに、東村の食の魅力は別のところにあると感じるようになりました。
それは、地域のお母さんたちが作る、伝統的な家庭料理です。
決して派手ではありません。
けれど、滋味深く、身体にゆっくり染み込んでいくような温かい味があります。
外から新しい料理を持ち込むよりも、東村にすでにある食文化を見つめ直し、観光客に届く形へ整えること。
そこに、この地域らしい食体験の可能性があると考えました。
課題
今回の課題は、観光客向けにわかりやすい料理をつくることではありませんでした。
東村らしさを大切にしながら、アクティビティ後の体験として成立する食のコンテンツに整える必要がありました。
主な課題は、以下の通りです。
・東村の自然体験とつながる食コンテンツをつくること
・外から借りてきたメニューではなく、地域にある食文化を活かすこと
・地域のお母さんたちの家庭料理を、観光客にも届く形に整えること
・派手さではなく、滋味深さや温かさを価値として伝えること
・現場で再現できるメニューにすること
・地域の人が無理なく関われる形にすること
・写真や発信でも魅力が伝わる見え方に整えること
特に大切にしたのは、「観光客向けだから特別なものをつくる」という発想から離れることです。
東村には、すでに魅力的な食がありました。
必要だったのは、それを大きく変えることではなく、少しだけ今の観光体験に合う形へ整えることでした。
開発で大切にしたこと
今回のメニューでは、地元の素朴な家庭料理をベースにしました。
無理に外からレシピを持ち込むのではなく、地域のお母さんたちが作ってきた味を尊重すること。
その上で、観光客にとっても食べやすく、体験として印象に残るように、少しだけ新しい要素を加えました。
コンセプトは、
東村つつじとひるぎの長寿キッチン
「つつじ」は、東村を象徴する花。
「ひるぎ」は、マングローブを思わせる地域の自然。
そして「長寿キッチン」には、沖縄の暮らしに根づいた、身体をいたわる食の知恵を込めています。
美しい自然の中で身体を動かしたあとに、地域の家庭料理で心と身体をやさしくあたためる。
そんな食体験を目指しました。
担当した領域
市場調査
・東村の食材や食文化の確認
・地域の家庭料理の魅力整理
・観光アクティビティとの相性確認
・地域らしさが伝わる食の方向性整理
コンセプト設計
・食コンテンツ全体のコンセプト設計
・「東村つつじとひるぎの長寿キッチン」の方向性整理
・自然体験と食体験をつなぐ導線設計
・地域のお母さんたちの料理を活かす設計
メニュー考案
・地域の家庭料理をもとにしたメニュー設計
・観光客にも届く味や構成への調整
・素朴さと体験価値のバランス設計
・現場で提供しやすいメニュー構成
調理レクチャー
・調理手順の整理
・提供時のポイント共有
・地域の方々が再現しやすい形への落とし込み
・現場導入に向けた調理指導
撮影用料理制作
・撮影用料理の制作
・発信に使える見え方の整理
・地域の温かさが伝わる料理表現
主な成果物
・食コンテンツのコンセプト
・「東村つつじとひるぎの長寿キッチン」のメニュー案
・地域家庭料理を活かした料理構成
・調理手順
・調理レクチャー
・撮影用料理制作
・観光コンテンツとしての食体験設計
導入後の変化
「東村つつじとひるぎの長寿キッチン」は、東村の自然体験と地域の家庭料理をつなぐ食コンテンツとして形になりました。
はじめに検討していたバーベキューとは違い、地域のお母さんたちの料理を起点にしたことで、東村ならではの温かさや暮らしの気配が伝わる内容になりました。
観光客にとっては、アクティビティのあとに、地域の食文化に触れられる時間に。
地域にとっては、普段の暮らしの中にある料理が、観光コンテンツとして価値を持つ機会になりました。
たべるデザインが大切にしているのは、外から正解を持ち込むことではありません。
その土地にすでにある価値を見つけ直し、今の時代に届く食体験へ整えることです。
今回の取り組みは、まさにその考え方を形にした事例です。
ご依頼主
合同会社VISIT琉球 様
https://www.ryu-kyu.jp/
受託内容
市場調査 / コンセプト設計 / メニュー考案 / 調理レクチャー / 撮影用料理制作
このような方へ
観光事業者、自治体、地域プロジェクト、宿泊施設、体験事業者で、次のような課題がある方に向いています。
・地域素材を活かした観光コンテンツをつくりたい
・アクティビティと食を組み合わせた体験を設計したい
・地域のお母さんたちの料理や家庭料理を活かしたい
・外から流行のメニューを持ち込まず、地域らしさを大切にしたい
・観光客に地域の暮らしや食文化を伝えたい
・コンセプトからメニュー、調理レクチャーまで相談したい
・地域の人が無理なく関われる食コンテンツをつくりたい
たべるデザインでは、沖縄の素材、食文化、地域の人の営み、土地の風景を、現代の食体験へと再編集します。
料理だけを考えるのではなく、その地域で何を伝えるべきか、誰にどのような時間を届けるのか。
その目的から、コンセプト、地域資源の整理、メニュー、提供方法、現場導入まで一体で設計します。
地域素材を活かした観光コンテンツ、アクティビティと食をつなぐ体験、地域の家庭料理を活かしたメニュー開発をお考えの方は、まずは無料相談でご相談内容をお聞かせください。






